エリス(Elise)
エリスのスキル・基本コンボ・ウェーブ管理・マッチアップを、LoL初心者向けに体系的に学ぶ。
概要 — チャンピオンの理解
特徴
2つのフォーム(ヒューマン/スパイダー)を切り替えて戦う変身型のジャングラー。ヒューマンフォームで遠距離からスキルを当ててスパイダーリングを蓄え、スパイダーフォームに変身して近接で一気に仕留める二段構えの戦い方が基本になる。ヒューマンQの「現在HPに応じたダメージ」とスパイダーQの「減少HPに応じたダメージ」が対になっており、体力が多い相手にはヒューマンQで削り、体力が減った相手にはスパイダーQで止めを刺す設計。スパイダーフォームのスキルはマナを消費しないため、マナ管理に気を配りながらフォーム切り替えのタイミングを考える必要がある。
最大の強みは序盤のガンク性能。ヒューマンE(Cocoon)のスタンを起点にした奇襲は命中すればほぼ確実にフラッシュかキルを獲れるほど強力で、スパイダーE(Rappel)のアンターゲッタブル状態を使ったタワーダイブもこなせる。一方で、試合が長引くとダメージの伸びが鈍化し、集団戦での貢献が限定的になりやすいため、序盤〜中盤にどれだけリードを作れるかが勝敗を左右する。操作するスキルが実質7つあり、フォームの切り替えタイミングやRappelの使いどころなど判断項目が多いため、難易度は高め。
基本コンボ
ガンクの基本形は「ヒューマンE(Cocoon)→ヒューマンQ(Neurotoxin)→ヒューマンW(Volatile Spiderling)→R(スパイダーフォームへ変身)→スパイダーQ(Venomous Bite)→スパイダーW(Skittering Frenzy)」の流れ。まずCocoonのスタンで相手の動きを止め、ヒューマンフォームのQ・Wで体力を削りつつスパイダーリングを蓄える。スパイダーフォームに切り替えた瞬間にスパイダーリングが召喚されるので、Venomous Biteで飛びかかりながらSkittering Frenzyで攻撃速度を上げて一気に削り切る。
E(Cocoon)を外すとスタンが入らず、相手に逃げられるだけでなくスキルのクールダウンも無駄になるため、「Cocoonが当たるかどうかがガンクの成否を分ける」。確実に当たる距離まで近づいてから撃つか、相手の移動先を予測して偏差撃ちするかの判断が重要になる。
パッシブの活かし方
Spider Queen(パッシブ)はヒューマンフォームのスキルを敵に当てるたびにスパイダーリングを蓄える仕組みなので、スパイダーフォームに切り替える前にできるだけ多くのスキルをヒットさせておきたい。スパイダーリングの数が多いほどスパイダーフォームでの総合火力と回復量が上がるため、「ヒューマンフォームでスキルを使い切ってからスパイダーフォームに切り替える」のが原則になる。
スパイダーフォームでの通常攻撃はHP回復効果があり、Skittering Frenzy(スパイダーW)で攻撃速度を上げている間は回復量も増える。ジャングルクリア中はこの回復で体力を維持しながらキャンプを巡回できるため、スパイダーフォームでの戦闘時間を意識的に長く取ることで、健康的な状態をキープしやすくなる。
Rappelの判断
スパイダーE(Rappel)はEliseの操作で最も判断が求められるスキル。上空に跳び上がってアンターゲッタブルになれるため、タワーショットの回避、敵スキルの回避、壁越えによる追撃や逃走など多彩な用途がある。特にタワーダイブではE(Cocoon)でスタンを入れてからコンボを叩き込み、タワーのターゲットが自分に移った瞬間にRappelで上空に逃げることで、タワーショットを受けずにキルを獲る動きが可能になる。
降下後はしばらくの間Spider Queenの効果が強化され、通常攻撃の追加ダメージと回復量が増加するため、Rappelから降りた直後は殴り合いで有利を取れる時間帯になる。ただしRappelのクールダウンは長く、使った後は逃げ手段がなくなる。攻めに使えば守りが薄くなり、守りに温存すれば攻めの選択肢が減る。「この場面でRappelを攻めに使っても安全か」「温存して敵の切り返しに備えるべきか」を常に考える必要がある。降下先は敵ユニット(チャンピオン、ミニオン、モンスター、ワードなど建物以外)を指定する必要があるため、周囲に降下先がない状態で使うと元の場所に戻るだけになる点にも注意が必要。
スキル — ミクロの土台
アイコンを選ぶと詳細が表示される。各スキルの効果と「使いどころ」を把握する。
ヒューマンフォーム(人間態)のスキルが敵に当たるたびに、休眠中のスパイダーリングを1体蓄える(蓄えられる数はRのランクに応じて増える)。スパイダーフォーム(蜘蛛態)に変身すると蓄えたスパイダーリングが召喚され、Eliseと一緒に敵を攻撃する。スパイダーフォームでの通常攻撃は追加の魔法ダメージを与え、自身のHPを回復する
【ヒューマンフォーム:Neurotoxin】対象の敵に毒液を発射して魔法ダメージを与える。ダメージは対象の現在HPが高いほど大きくなる仕組みで、体力が満タンに近い相手ほど痛い。【スパイダーフォーム:Venomous Bite】対象の敵に飛びかかって魔法ダメージを与える。こちらは対象の減少HPが多いほどダメージが大きくなるため、体力が減った相手へのトドメ向き。スパイダーリングも一緒に飛びかかって攻撃する
【ヒューマンフォーム:Volatile Spiderling】毒を蓄えたスパイダーリングを指定方向に放つ。スパイダーリングは近くにいる敵に向かって自動的に接近し、接触すると爆発して範囲魔法ダメージを与える。遠距離からの牽制やブッシュチェック(茂みの確認)にも使える。【スパイダーフォーム:Skittering Frenzy】パッシブ効果としてスパイダーリングの攻撃速度が常時上昇する。発動すると通常攻撃タイマーがリセットされ、Elise自身とスパイダーリング全員の攻撃速度がさらに一時的に大幅上昇する。スパイダーフォームの通常攻撃にはHP回復効果があるため、攻撃速度が上がっている間は回復量も増える
【ヒューマンフォーム:Cocoon】蜘蛛の糸を直線上に射出し、最初に当たった敵ユニットをスタン(行動不能)にする。スタン中は対象にトゥルーサイトを付与し、ステルス中の相手も看破できる。ガンクの起点となる最重要スキル。【スパイダーフォーム:Rappel】Eliseとスパイダーリングが上空に跳び上がり、一定時間アンターゲッタブル(対象指定不可)になる。空中にいる間は敵ユニット(チャンピオン、ミニオン、モンスター、ワードなど建物以外)を選んで降下でき、選んだ対象のそばに着地する。降下後はしばらくの間Spider Queen(パッシブ)の効果が強化され、通常攻撃の追加ダメージと回復量が増加する。再発動せずに時間切れになると元の場所に戻る。タワーダイブ時のタワーターゲット切り、敵スキルの回避、壁越えなど多彩な用途がある
ヒューマンフォームとスパイダーフォームを切り替える。レベル1から使用可能で、通常のアルティメットと異なりランクアップのタイミングがスキルポイントの割り振りに依存しない。スパイダーフォームでは攻撃が近接になる代わりに移動速度が上昇し、蓄えていたスパイダーリングを引き連れる。スパイダーフォームのスキルはマナを消費しないため、マナが枯渇した状態でも蜘蛛態で戦い続けられる。ヒューマンフォームに戻ると再び遠距離攻撃とマナ消費スキルに切り替わり、スパイダーリングは休眠状態に戻る
パワースパイク — 強い瞬間
特定のタイミングで戦闘力が跳ね上がる。この「いつ強いか」の把握が、仕掛けと待ちの判断を変える。
Q・W・Eがすべて揃うとヒューマンE(Cocoon)のスタン→フルコンボ→スパイダーQ(Venomous Bite)のトドメの一連の流れが完成する。Eliseは序盤のガンク力が非常に高いチャンピオンであり、Lv3到達直後が最初のガンクチャンスになる
Eliseのスキルセットは試合の序盤〜中盤に最もダメージ効率が高く、E(Cocoon)のスタンを起点にしたガンクでレーナーに有利を作る動きが最大の強み。この時間帯にキルやアシストを重ねてチーム全体の優位を築けるかが勝敗を分ける
ウェーブ管理 — レーンの主導権
ミニオンの「押し合いの均衡点」をどこに置くか。まずこのチャンピオンの方針を理解し、4つの基本状態を確認する。
adaptive
マッチアップ — 対面ごとの立ち回り
相手チャンピオンに応じた注意点と戦い方。
どちらも序盤のガンク力が高いジャングラー同士の対面。Lee Sinは接近戦での殴り合い性能が高いため、Elise側はE(Cocoon)を当てた上でフルコンボ→蜘蛛態の流れを作りたい。E(Rappel)で相手のQ(Sonic Wave)の2段目を回避できると有利を取りやすい
序盤のガンク力が低い相手には、積極的にレーンに顔を出してキルを作ることで差を広げられる。ただし序盤に差をつけられないと相手がスケーリングで追いつかれるため、漫然とファームするだけでは負け筋になる
ヒューマンQ(Neurotoxin)は対象の現在HPに応じたダメージなので、体力の多いタンク相手にも序盤は有効。ただし試合が長引くと相手が硬くなり、Eliseのバーストでは倒しきれなくなるため、中盤までに味方レーンの有利を確立しておきたい