BOT LANE

ボットレーン知識

ボットレーンはADC視点で継続火力を育てるレーン。サポートとの連携、CS精度、ポジショニング、パワースパイクの使い方が重要になる。

2v2トレードの基本

ボットレーンのトレードは、自分だけでなくサポートとの位置関係で決まる。
同じ相手を狙える瞬間を作ると、有利な交換になりやすい。

サポートとの連携
仕掛けるサポート(Leona、Nautilus等)なら、サポートがCCを入れた瞬間に火力を集中させる。
守るサポート(Lulu、Janna等)なら、相手の仕掛けを受け止めてもらった後にカウンタートレードする。
大事なのは同じタイミングで同じ相手を狙うこと。別々の敵を殴ると2v2のアドバンテージが消える。

有利トレードの条件
- 敵の主要スキルを避けた後: 例えばBlitzcrankのQを避けた直後、相手は12秒間ほど仕掛ける力がない。その間にトレードすると一方的にダメージを入れられる
- ミニオンに邪魔されない位置: ミニオンの間からスキルを撃つと敵にブロックされる。横から角度をつけて当てる
- レベル差がある時: 先にLv2やLv6に到達した側が圧倒的に有利。レベルアップのタイミングは意識的にチェックする

フォーカスの原則
狙う相手を分散させず、1人に火力を集中する。サポートとADCが別々の敵を殴っていると、どちらも倒しきれずに逆転される。
基本は「サポートが捕まえた方」を一緒に殴る。
序盤トレードが強いADC
仕掛けるサポート(オールイン型)

CS精度とウェーブ管理

ADCはアイテムへの依存度が高く、安定したCSが強さに直結する。
キルを狙う前に、取れるミニオンを落とさないことが土台になる。

タワー下CS
タワー下でのCSは練習で身につけられるスキル。
- 近接ミニオン: タワー2発→通常攻撃1発(序盤の攻撃力が低い時は事前に1発入れておく)
- 遠距離ミニオン: タワー1発→通常攻撃2発。攻撃力が上がるとタワー1発+通常攻撃1発で倒せるようになる
- キャスターミニオン: ADごとにタイミングが変わるため、自分のチャンピオンで練習する

バウンス管理
押し込んだ後に返ってくるウェーブを安全に受ける。スロープッシュが来た時にタワー前で待つのが基本。
バウンスが戻ってくる前にリコールすると、タワー下にミニオンが溜まってCSを大量にロスする。

リコールタイミング
3ウェーブ目(大砲ウェーブ)を押し込んでからリコールすると、大砲ミニオンがタワーの攻撃に耐える間にショッピングできる。
リコール前にサポートにピンを出して、2人同時に戻る or サポートに残ってもらう判断を合わせる。

CS目標
完璧なCSは10分で107体(全ミニオン+大砲)だが、現実的な目標は10分で70〜80CS。ここに到達できれば中級者レベル。
ウェーブ処理が速いADC(プッシュ力高い)
CSが育つと超強い(アイテム依存度が高い)

ポジショニング

集団戦のADCは、火力を出し続けることが役割。
一度倒されると役割を果たせないため、安全な距離を保つ判断が必要になる。

前衛との距離感
味方の前衛(タンク・ファイター)の後ろから攻撃し、孤立しない位置を取る。
前衛がいない場所で1人で歩いていると、アサシンやフランカーに瞬殺される。
「味方の近くで戦う」がADCの生存の基本。

脅威の確認
戦闘開始前に自分を殺しに来るチャンピオンを確認する。
- Zed、Talon、Fizz → アサシンが自分を狙ってくる。ゾーニャ or 味方のピールを頼る
- Malphite、Vi、Jarvan → 強制的な突進がある。フラッシュ or ヒールで避ける
これらの脅威がスキルを使い切った後がADCの攻撃チャンス。

攻撃対象の選び方
「ADCは後衛を狙え」は間違い。正解は「安全に攻撃できる一番近い敵を殴り続ける」。
前衛のタンクでも、安全に殴り続ければADCの継続火力で倒せる。
無理に後衛を狙って前に出た瞬間にCCを食らって死ぬのが、ADC最大の負けパターン。

ポジショニングの「三角法則」
「自分→味方前衛→敵」の三角形を常に意識する。
自分が三角形の一番後ろにいる限り、敵は味方前衛を越えないと自分に触れない。
この三角形が崩れる(前衛がデスした、横から回り込まれた)瞬間に下がる判断が必要。
射程が長く安全にダメージを出せるADC
自衛スキルを持つADC(ピール能力あり)

パワースパイクの活用

ADCは装備が整うほど戦える範囲が広がる。
コアアイテムが完成した時は、戦える理由を理解して行動を変える。

1コアアイテム完成(ヌンチャク、クラーケンスレイヤー等)
基本的にまだ単独で戦える力は弱いが、サポートと合わせた2v2では強くなる。
この段階でオブジェクト争いに参加する時は、味方が近くにいることを確認する。

2コアアイテム完成
ADCとして明確にダメージが出るようになるタイミング。集団戦で「火力が足りない」と感じなくなる。
Kai'Saのような進化(Evolve)を持つチャンピオンは、2コアでQやEが進化してパワーが跳ね上がる。

3コアアイテム完成(フルビルドに近い)
ADCが最も輝くタイミング。チーム戦で最大の火力源になる。
ただし、強くなってもポジショニングを崩すと意味がない。「強いから前に出る」ではなく「強いから1秒でも長く殴り続ける」が正しい。

アイテム完成前に戦いを強制されたら
まだスパイクに到達していない時にファイトが始まった場合、無理にダメージを出そうとせず生存を最優先にする。
「味方が4v5で負けても、自分が死なずにファームを続けた方が得」な場面は思ったより多い。
2コアスパイクが強い(アイテム2つで化けるADC)
序盤から強い(1コアでも戦えるADC)

出典

特徴

ボットレーンはADC(マークスマン)とサポートの2v2レーン。ADCは通常攻撃の継続火力でチームの主要ダメージ源となる役割で、中盤以降のオブジェクト争いや集団戦で真価を発揮する。

序盤はアイテムが揃っていないため弱く、CSを安定して確保してアイテムを買い揃えるまでが「育成期間」。サポートに守られながらファームし、パワースパイクを迎えたら積極的にダメージを出す——この緩急が重要。

初心者がまず意識すべきこと

  1. CSを最優先にする — キルよりCSが大事。10分で70CS以上を安定して取れるようになることが最初の目標
  2. 死なない — ADCが死ぬとチームの継続火力が消える。1デスの損失はキル以上に大きい
  3. サポートと同じ相手を殴る — 別々の敵を攻撃するとダメージが分散してどちらも倒せない
  4. 無理に前に出ない — 「攻撃できる一番近い敵を殴る」が基本。後衛を狙いに前に出ると死ぬ